私が住んでいる北海道では、「べこ餅」という、黒砂糖を混ぜたお餅と、白い砂糖を混ぜ、葉っぱの形の木型に入れて蒸し上げたお餅をいただきます。白と黒の模様が、牛(べこ)に似ているからとも、米粉から作るため「べいこ餅」と呼ばれていたからとも言われています。
北海道では、柏餅よりもべこ餅の方ほうが定番です。和菓子屋やスーパー、コンビニ等でも気軽に買うことができ、端午の節句だけではなく、普段からおやつとしていただくほど親しまれている食べ物です。
また、宮城県白石地方の端午の節句では、「笹まき」が食べられております。
笹まきは、「ちまき」の一種で、武者人形の前に供え、子供の成長を祈り祝います。青笹に包むため10日位保存がきくことから、保存食としても利用され、郷愁を誘う「故郷の味」として、他郷の人々にも送られ、喜ばれています。